コロンバスのお医者さん

特に赴任したばかりなど、お医者さんに行くのが心配な方もいらっしゃると思います。コロンバスに来たばかりの頃、エージェントに所属してお医者さん、学校、フランクリン郡、裁判所等で通訳をしていた経験から少しお話をさせて下さい。

エクゼクティブオーダー(=大統領令)という言葉をあなたは聞いたことがありますか?

1990年当時のクリントン大統領は、「英語を話さない人も平等に医療サービスを受ける権利がある」として国から助成金を受け取っている病院機関に通訳サービスを義務づけました。通訳がいないと病院閉鎖、そこまでの強制的なものでした。今まで通訳など雇い入れたことがなかった病院にとってこれはかなりの負担となりました。この後、ブッシュ大統領の政権下になり病院はロビイスト活動を開始。通訳サービスの併設は「義務」から「推奨」となりました。

2012年現在、コロンバスの地域では大きな総合病院では無料で通訳サービスを受けることが出来ます。私が通訳した経験から言いますと、子供(0-21才)専門総合病院のネーションワイドチルドレンズ(Nationwide Children’s)、大人ですとオハイオヘルス(Ohio Health)のネットワークに入っている専門病院(Riverside Methodist Hospital, Dublin Methodist Hospitalの総合病院を初め、その他の専門医)、Mount Carmel Healthのネットワークに入っている病院では予約の際にお願いすると無料で日本語の通訳をつけてもらえます。

病院ではあなたの名前からだけでは、何語の通訳を用意していいのか分からないことがあります。(実際に私も行ってみたら中国人のご家族が待ってたなんてこともありましたよ!)だから、”Would you please provide a Japanese interpreter?”と予約の際に必ず確認するといいでしょう。

機会があれば、今まで私が通訳でお伺いしたことがある病院を専門科別にリストにしてみたいと思います。楽しみに待っていて下さい。

Menu