テナント(借手)仲介はどんな風に行われるの?

ここまで読んで来て、正直「あれっ?」と思いませんでしたか?
あなたが今までイメージして来た「不動産屋」と「アメリカの仲介エージェント」の役割のあまりの違いに…

全てのリース物件はアメリカの不動産資格を持つエージェントであれば誰でも、下見にお連れすることが出来ます。初めての家探しでは、①物件を見つけて、②下見に連れて行ってもらうところばかりに気が行きがちですが、入居して安心な暮らしを送るのにはまだまだ、その先に直面する出来事をクリアしていく必要があること、なんとなく想像が付きましたか?あなたの連絡しているエージェントはそんな場面にちゃんと対応してくれますか?面談の際にはその辺り、きちんと確認する必要がありますよね!

それではやっと(!)私が実際にどんな風にあなたのお家探しをお手伝いしているか、仲介のプロセスをご紹介させて下さい。

1. ヒアリング

あなたのご家族が暮らし易い環境(現地の学校、日本語補習校や日本食の買い物…)、希望するお家の間取り、ご予算(会社の規定の有無を含む)を実際にお会いしてヒアリング。希望の地域、物件の大きさとご予算が必ずもマッチしないこともあります。その場合は、優先順位がまずは希望の学校に通えることなのか、それとも深い浴槽付き等物件の内容なのか、それともご予算の枠を広げられるのか等、お尋ねして行きます。

事前に「レンタルクライアントプロファイル」に記入して頂きます。この中の質問事項をまだ日本にいらっしゃる奥様と一緒にLINEやeメールを利用して予め話し合って下さい。出発前に奥様とは既にどんなお家に住みたいかは話し合われていると思いますが、出発前の忙しい中話し合いそびれていることって割とありますよね。実際に下見を何軒もした後、やっといい物件が見つかり改めて学区を調べてみたら日本の奥様からNGが…物件探しをゼロからやり直し。なんてパターンも何度かありました(苦笑)日本にいる奥様はリース物件がこれだけ少ないことを知りません。だから、物件の内容だけでなく、どれかを優先しなくてはならない場合、希望の学校が優先するのか、物件の中身が優先するのか、その辺りも話し合ってみて下さい。

2. 物件の抽出

上記でヒアリングした内容をもとに、物件を抽出して行きます。物件は家主さんが直接貸しているお家、大家さん側の仲介者が貸し出しているお家を含めリース物件は全て下見、仲介しています。

*よくリース物件の仲介者に連絡を入れても一向に返事がないのはどうしてか?と聞かれます。本来は「この物件はもう借手がつきました」と連絡をもらえるのが一番いいのでしょうが、大家さんの仲介を専門にしているエージェントの中には持ち物件に空きがなくなると問合せには対応してないところもあるようです。

3. 内見

さて、抽出物件の中から「これは!」と思われるものを実際に内見に出掛けましょう。
*内見予約はこちらで入れ、事前にスケジュールをお知らせします。(前もって近くを車で回ってみるのもいいでしょう。)
「土地勘がない」、「ショッピングは近くにあるのか?」等の不安は自分で実際に行ってみないといつまで経っても解消されません。ですので、通常、下見は最初の物件で現地集合。その後も別々の車で順番に物件まで移動します。あなたが実際にハンドルを握って移動して土地勘を養いながら物件の下見をすることが大切だからです。当日はスマートフォンを忘れずに!日本にいる奥様にも家の外観、中の間取りやお部屋の様子を写真で確認してもらって下さい。

4. 入居希望物件への申込み

いよいよ入居したい物件が見つかりました!入居の意志を表明しましょう。
大家さんによっては所定のアプリケーション(申し込み書)を出して来る場合もありますし、そうでない場合もあります。通常アプリケーションにはソーシャルセキュリティー番号(SSN)を記入する欄があり、少額の申込金を請求される場合もあります。これはSSNを渡すとその人のバックグラウンドチェック(犯罪歴、家賃滞納歴、賃貸物件からの立ち退き歴等)をしてくれる機関があるからです。大家さんはこれを持って、その人がきちんと家賃を払ってくれるいいテナントなのかを判断する訳です。

ですが、日本から来たばかりのあなたには、そうした履歴が残念ながらアメリカにはありません。代わりに会社からの給与所得付きの在職証明書を出してもらうことをお勧めします。同時に入居を希望する人よりもいかに私はいいテナントなのかということをアピールする必要がある訳です。

5. 賃貸契約書の受領

アプリケーションが無事に受理されるとLease Agreement(賃貸契約書)が受け渡されます。
あなたのお勤めの会社によってはこれを総務に回すことが規定となっているところもあると思います。その場合も、私の方では入居の時に冷蔵庫、電子レンジ、オーブン、洗濯機、乾燥機は付いて来るのか、入居前に壁のペンキ塗り、カーペットの掃除や入れ替え、家の掃除は済ませてくれるのか、庭の芝の手入れはどこまでテナントの責任なのか等、あなたと一緒に確認して行きます。

6. 賃貸契約書へのサイン、保証金や前家賃の支払い

この後、総務の方から、もしくはこちらテナント側からの言い分や要求を出し、何度かやり取りと交渉があるのが通常です。そして合意したところで賃貸契約書にサイン

同時に大家さんに通常、家賃1ヶ月分の保証金1ヶ月分の前家賃を支払うことになります。1ヶ月分の仲介料もこの時点で所属するブローカー宛にお支払い頂くことになります。(私たちのお仕事はまだ続きますよ!)

*通常アメリカでは保証金は退居時に戻って来ます。但し、テナント側の故意な過失による破損がある場合は、その修繕費用の明細と一緒にその額が差し引かれた保証金が退居時に戻ることになります。またペットがいる場合は上記の保証金とは別にペット用に保証金(通常$500ほど)をお支払い頂きます。

7. 水道光熱費の口座開設

この後ご希望があれば、水道光熱費の口座開設のお手伝いもしています。

8. 入居(鍵の引渡し)のご案内

そして、やっと入居日が来ました。ご入居案内担当者がご入居のご案内に参ります。約1時間ほど掛けて日本にはないアメリカ特有の住宅の施設や什器のご説明をします。

9. 入居時のコンディション提出

ご入居後1週間以内に、「Move-in Condition(入居時状況)」を提出して頂きます。壊れているので修理して欲しいリストと、修理は必要ないが入居の時にあった状況を記入して頂きます。
契約の時に約束した家電はきちんと揃っているか、お家のクリーニングはきちんとされているか、各部屋の窓は開閉が可能か、網戸は付いているか、破れがないか、ブラインドの開閉は出来るか、壁や床に傷や汚れはないか、ガレージオープナーは開閉するか、リモコンはあるか、水道に水漏れはないか、etc… 全ての項目を確認して、お渡しする書式に記入して提出してください。大家さんと私たちも保管し、退去時に修理の責任元の確認として利用します。

10. 入居後の修理対応

さて無事に修理も終わり、家具も揃い、大きな家の一人暮らしにもやっと終止符。日本からご家族も到着。

ほっとするのも束の間、火災報知器が鳴り出して止まらない、冷蔵庫の調子が悪い、クーラーがきかなくなったetc… 思わぬ不具合はたいていあなたのお仕事中に起こるもの。国外出張中でも大丈夫。お家に何かあった時の修理依頼はこちらの修理依頼フォームをご利用ください。
奥様のスマートフォンのブラウザーアプリからhttps://nihongo-de-columbus.com/repair/にアクセスしてもらい、スマホのホームスクリーンにセーブしておいて下さい。

11. 更新、退居時のサポート

そして、賃貸契約の更新、退居時のコンディションチェックから保証金の変換、契約終了してあなたが退居する最後まであなたのテナント(借手)エージェントとして見届けます。お問合せはこちらのお問合せフォーム、もしくはお電話(本社代表614-874-7004)にてお願い致します。

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